読書:Simple path to wealth シンプルがベスト、投資でも

FIRE

こんにちは下午好、hana🌼です。

FIREに関心を持ち始め、アメリカのFIRE先駆者たちの本、ラジオに触れるチャンスが多くなっています。そして、一人の名前が何度もFIREの本とラジオ、ブログ、ビデオに出てきます。その名前は、J.L Collins (ジェイエル・コリンス)です。そして、J.L Collinsの名前が何度も挙げられた理由は、彼の投資理念は数多くのFIREを目指す人に認められているからです。

今日ご紹介したい本は、J.L Collinsのベストブックです。

FIRE・投資のバイブル

上記のように、作者のJ.L CollinsはFIRE圏の中の多くの人に尊重されている”大先輩”です。彼は1970年代から投資をし、失敗もたくさんあったが、一番最初にFIREを実現人の一人です。

そして彼は自分の40年以来の経験や蓄積した知識、考えを一冊の本にまとめました。それはこの「Simple path to wealth」(和訳:父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え)です。

この本から読者に伝えたいことは極めてシンプル:「投資はインデックスファンドだけで良い」です

一見”本当?”と疑いたくなる話ですが、本を読んだ結果、そうだと納得できました。

もちろん投資をする目的によって、取るべき方法は違います。スピードを最重視している人は株、むしろ博打の方がいいかもしれないです。一方、資産を蓄積したい、経済的自由を少しでも多く入れたい人なら、インデックスが最優解です。

本の中で何度も繰り返しに、”投資市場(株/Bond/経済)を予測できる人がいない”という文言がで出てきます。たとえ”投資の神様”と呼ばれるウォーレン・バフェット氏でも資産が1/2になった時期がありました。ですから、自分がずば抜けの知恵、洞察力があって、投資に成功していると思わない方がいい、今の”成功”は偶然にすぎないです。個別株の分析方法が色々ありますが、どれも”自分妄想”にすぎないと個人的に思います。

私が特に賛成する一文があります、”Everyone makes money when the market is rising, but what determines whether it will make you wealthy or leave you bleeding on the side of road is what you do during the times it is collapsing”(市場が上がっている時、誰でも儲ける、しかし本当の富を手に入れられるかどうかの決定要素は、市場が崩壊になった時に取る行動)。

投資の道に”Down time”と”損失”が出るコトが必然的だから、そういう時に慌ててないことと、投資を継続することが重要です。なぜなら、”The market always recover/rise”(市場はきっと回復する)。

投資市場の”下がる”と”回復する”の必然性に最適に対応するのがインデックスファンドです。

国際/海外ファンドいらない?

この本の一ついい所は、独創的な観点があります。その中の一つ目として”No need for international funds”という主張があります。理由は主に以下3点です。

  • リスクを増やす:為替のリスク、海外の国の国内の様々なリスクがあり、投資のリスクを高くする。
  • 手数料を増やす:言うまでもなく、海外の市場にアプローチするから、その分の作業や手間が増える。
  • 既に海外市場/経済の”果実”を得られる:作者のおすすめのインデックスはVTSAXであり、この株は全米の会社が対象です。つまり、コカコーラ、アップル、マイクロソフトなどの米国会社が対象です。これらの会社はグローバルにビジネスを展開しているから、例えば中国の経済発展の”メリット”は既にこれらのグローバル会社のビジネスの結果(株価)に含まれている、わざわざ自分が中国の市場に投資してその”メリット”を労力をかけて取る必要がないということです。(ちなみに、グローバル企業の方がより専門的な人材が知恵を出し合って利益を最大化しているから、あなた一人より、多くの”メリット”をもらえる)

最初私も半信半疑で読んでいたが、これも、納得ですね。自分で海外の市場に投資するのが確かにリスクを分散させている、海外の経済発展の”メリット”を取り入れるように感じるですが、それらにもコストがあります、”リスク”と”時間”、”エネルギー”(注意力、考えるエネルギーなど)です。よりシンプルで安心なやり方あるのに、わざわざ自分でやる必要ないです。

ドルコスト平均法はいらない?

投資する人はみんな”ドルコスト平均法”のことを知っているはずです。しかし、作者は、”No need for dollar-cost-average”と主張しています。理由は2つ、

  • ”ドルコスト平均法を使ってリスクを下げる”という考えの裏に、”株価は下がる”という予測が入っているけど、この”予測”自体に意味がない。むしろ長期的に見ると株価は上がる傾向(株市場の70%の時間は上昇傾向)。
  • 損失機会のリスクがより大きい。本来100万円で投資して得られる利益は5万円/年としたら、100万円を10ヶ月に平均して投資したら、得られる利益が5万に届かなくなる。損するリスクだけではなく、”儲からなく”リスクも考慮すると、ドルコスト平均法はいらない。

個人的に”条件付き”で納得しています。その条件は、投資は長期投資であることです。上の例で100万円の次、また100万円が引き続き長期的に投資していくのであれば、ドルコスト平均法は確かにいらなくて良いです。

1%でも重要

FIREを目指すなら、”手数料”を含めたお金に対する敏感度を高める必要があります。配当だけで生活する場合、例えば投資額の5%の金額で生活していたら、投資額の1%の手数料は、生活費の20%にも相当し、実際生活に使える金額は4%になってしまいます。。。

だから、投資に際して、”低コスト”ことが極めて重要です。だからこそ、インデックスが良いですね。

関連してこの本の中で、4%原則を詳しく説明しています、また、作者の自分の例も入れていますので、わかりやすいです。

まとめ

Simple is the bestは、投資でも通用します。私は大学時代から投資を開始して、今になって10年ちょいあり、普段から様々な本と情報をインプットしていますが、この本で新しい学びと気づきがありました。例えば予測しないこと、妄想しないこと、投資ポートフォリオやリバランスのこと、上記のNo needと手数料のことなどがあります。

だからこの本は私にとって、投資経験ありなし関係なく、誰にでもおすすめできる一冊です。


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