バイクパッキング、グラベルに特化したKona Rove ST DL
学生時代にロードバイクにハマって以来、10年ぶりにロードバイクを購入。
Kona Rove ST DLは執筆時点で定価¥248,000、私はセールで¥190,000程度で購入できました。
カラーはGross earth grayです。
買ったのはジャンルで言うとグラベルロードバイクと言われる、グラベル(英語で砂利道、未舗装路の意味)と舗装路の両方を走れるタイプのロードバイクです。Kona Roveは剛性の高いスチールフレームと太めのタイヤで、どこでも走れそうなロードバイクです。
Kona Roveはスピードが出せそうなドロップハンドルがついていますが、タイヤはMTBみたいに太い。ホイールサイズは650Bで、タイヤサイズは47C(47mm幅)です。ロードバイクの主流のタイヤサイズは28Cくらいなので、それと比べるとだいぶ太めです。太いタイヤのクッションを活用して荒れた路面での走破性を高めています。
フレームにはボトルホルダーやキャリアを取り付けるためのネジ穴がたくさんあり、ツーリングのためのカスタマイズ自由度も高い。よくあるロードバイクのようにデカデカとロゴが書いていないのが個人的に好みです。
コンポーネントはSRAMというアメリカのブランドで構成されています。ディスクブレーキを搭載しており、重い荷物を積んだ状態でも制動力は十分。変速ギアはグラベルロードでは主流の構成で、リアのみの11段変速。未舗装路メインのグラベルロードは、変速操作の楽さ、故障リスクを減らすためにリアだけに搭載することが多いそうです。
サドルもクッション性高めのサドルで、やはり未舗装路でも快適に走れるパーツがチョイスされてます。
Kona Roveに合わせて買った装備
ペダル MKS / Gamma
ロードバイクの完成車を買うと基本的にはペダルが付属してこないので、自分で選ぶ必要があります。
自分が買ったのは日本の三ヶ島製作所(MKS)のオフロード向けペダルのGammaです。MKSは海外でも人気の日本メーカーです。選んだGammaは、
- ベアリングがスムーズで抵抗が少ない
- オフロードに対応するための滑り止めピンがついている
- オフロード用ペダルの中では軽量(左右で450g)
- 反射板がついている←街でも乗るのでこれ大事!
ということで、オフロード用ペダルとしての性能の高さ、軽さに加えて、街乗りにも配慮した反射板がついている全部盛りのスペック。他にも同じMKSのAlwaysなどいいペダルがありますが、一番オールラウンドに使えるこちらを選びました。
反射板 R250 / トライアングルリフレクター
視認性を高めるためにトライアングルリフレクターを追加。お値段がAmazonで¥1,250程度とやすかったのと、非常に軽いので安全のためにこちらを追加。
Kona Rove ST DL を選んだ理由
この自転車を買った理由は「とにかく自由に旅をしたいと思ったから」です。
自分は登山やキャンプなどのアウトドアにハマり、その中でもとにかく軽量な装備を使うこと追求してきました。UL(ウルトラライト)な装備に変えることは、登山やキャンプの活動そのものを楽しむ体力の余裕と活動時間を最大化してくれます。身軽な装備を使うことで、どこまでも行けそうな「自由さ」を満喫していました。
そんな登山とキャンプを楽しむ中で、「自然」と「自由さ」を楽しむ新たな手段としてバイクパッキングというジャンルに興味が湧いてきました。
バイクパッキングはMTBやグラベルロードなど未舗装路を走れる自転車にテント泊装備を取り付けて旅をするアクティビティのことで、北米からムーブメントが起きたものです。自転車ツーリングとほぼ同義の言葉だと思いますが、バイクパッキングのほうがより未舗装路やダートなど自然界を相手にしていることや、キャリアなどをあまり使わない軽量化をしているニュアンスが強いように感じます。
なぜバイクパッキングに惹かれたかというと、徒歩で旅する登山と、車を使うオートキャンプの活動範囲の間を埋めてくれる自転車で旅をしたらもっと楽しめると思ったからです。
登山は徒歩でしか行けないような深い山奥に入って自然を楽しめますが、移動速度が遅く行動範囲が限られます。逆にオートキャンプは道路があるところにしか行けないので、遠くには行けるけど立ち寄れる場所などに制限があり自由度が低くなります。
バイクパッキングであれば、徒歩よりも速く遠くに移動できるので街からスタートして自然の中に入っていくこともできるし、途中で立ち寄れる場所の自由度も車より高い。電車や車と組み合わせると今までできなかったタイプの旅ができそうです。
まとめ
バイクパッキングのために導入したKona Rove ST DL。登山が好きでテント泊装備を持っている人は、道具が揃っているのでバイクパッキングへの移行も楽なはず。自転車用のキャリアやバッグを使わずに、登山用装備ベースでミニマルな装備を整えていこうと思います。
↓これくらい肩の力が抜けた装備が理想。ザックをそのまま固定しちゃうくらいの気楽さがいい。
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