FUJIFILM 400の特徴
FUJIFILM 400は2024年から日本で発売された富士フィルム製の35mmカラーネガフィルムです。
今更新発売?と思いますが、これは海外で販売されているカラーネガが日本で販売を始めたものです。国内で売られていた「フジカラーSUPERIA X-TRA 400」と入れ替わる形で販売が開始しました。
ISO感度は400で、メーカーによると「これまで培ってきた品質の良さをそのままに、ナチュラルな色合いと滑らかな階調のつながりを実現したカラーネガフィルムです。」とのこと。価格は36枚撮りで定価¥1,960です。
常用できるISO400のフィルムとしては、KodakのUltramax 400が自分の中で候補に上がります。Ultramax 400は独特の青みが特徴のフィルムなので、このFUJIFILM400がよりナチュラルで使いやすい常用フィルムとして期待できます。
FUJIFILM 400の作例
夏休みの終わりに行ってきた八ヶ岳での写真で作例を見てみましょう。
カメラはいつも通りContax T2を使いました。基本的に全ての写真をContax T2の露出補正を+1して撮影。データ化にはSony α7c2+Tamron 90mm F2.8(Nikon Fマウント用)でスキャンしました。※Lightroomのフィルムスキャン用のプラグインNegative Lab Proを使ってカラー補正をしています。
八ヶ岳 白駒池
近所を散歩して撮った夕焼け
八ヶ岳でフィルムを使いきれなかったので、近所で散歩したときにも撮ってみました。
使ってみた感想
筆者としてはこれまでレビューしたKodak Gold 200、Kodak ColorPlus 200と比べて、FUJIFILM400のほうが好みです。
被写体の差もあるかも知れませんが、FUJIのほうが自然な色合いでありながら全体的にこってりとした色乗りで写真に力強さを感じます。特に緑がキレイに映る気がします。また、粒子も細かくてあまり目立たない印象。
比べるとKodak200はハイライトが黄色っぽい印象がありますが、FUJIはハイライトは自然な感じでシャドウに青みがかかっています。メーカーの言う「ナチュラルな色味」はまさにそのとおりだと感じました。
KodakとFUJIの使い分けは、どんな雰囲気の写真にしたいかで使い分けられそうです。
- 淡い色味とハイライトが黄色みがかったノスタルジックな雰囲気が好き→Kodak Gold 200、Kodak ColorPlus 200
- ナチュラルな色味で、こってりした色乗りの力強い写真がすき→FUJIFILM 400
といった感じで今後使い分けられそうです。
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