キャプリーン・クール・サン・フーディ レビュー:真夏のアウトドアを快適にする紫外線対策

夏の登山や釣りなど、アウトドアでの紫外線対策はどうしていますか?

これまで私はパタゴニアの「キャプリーン・クール・デイリー」を愛用していました。過去の記事でも高く評価したほどお気に入りの素晴らしいウェアなのですが、真夏の行動着としては少しジャストフィットすぎると感じていました。真夏に長袖・フード付きで行動するなら、通気性を保つためにもう少しゆとりのあるフィット感が理想的です。

キャプリーンクールデイリーフーディ。もうちょっと緩い方が良かったかも。身長175cm、サイズSを着用。

私は肌が弱く、真夏に露出して行動するのは避けたい派です。日焼け止めがちゃんと塗れているか不安になりながら行動するくらいなら、できるだけ服でカバーしてストレスフリーに行動したいんですよね。かといって、シャツやサンシェードを別途持っていくのもアイテムが増えて面倒……。

ちなみに、私がなぜここまでサンフーディというスタイルにこだわるのかについては、以前こちらの記事でも熱く語っていますので、よければあわせてご覧ください。

そんな「もっと通気性のいい快適なサンフーディが欲しい」と思っていた矢先、パタゴニアから新しい生地を採用したフーディ、キャプリーンクールサンフーディが発売されたのを発見!「まさに自分のために作られた商品だ!」と即発注して試してみたので、早速レビューしていきます。

ゆとりのあるサイズ感が絶妙

175cm 70kg、Mサイズを着用

今回は、ゆったりとしたフィット感を求めてアメリカのMサイズ(日本Lサイズ相当)を選びました。選んだのはいくつかあるデザインのうち、ウォーターピープルバナーというものでカラーは Crisp Grey – Salt Grey X-Dyeです。これがラインナップの中で一番淡い色で、太陽光の下で熱くなりにくいと思い購入。

背面側は裾が少し長くなっており、かがんでも裾がめくれない

結果として、大きすぎず体に程よくゆとりがあって大正解でした。写真のように、身幅や腕周りに適度な空間ができます。真夏の行動着としては、これくらい風が抜ける余裕がある方が涼しく快適に過ごせます。

クール・サン・フーディのここが素晴らしい!

実際に手にして、そしてフィールドで使ってみて感じた優れたポイントをまとめます。

1. 肌に張り付かない立体的な生地

細かな凹凸のあるニット生地。ツルツルのクールデイリーフーディはもっとツルッとしていた

クールデイリーフーディは、汗をかいて濡れた時にどうしても肌に張り付く感じがありました。しかし、新しい「クール・サン」の生地は、凹凸のある立体的な構造になっています。これによって肌とシャツが張り付きにくく、不快感が少なくてとても涼しく感じます。

2. 驚くほど透けるのにUPF40の紫外線カット

めっちゃ透ける生地。クールデイリーよりも確実に通気性は高い。

生地を光に透かしてみると、向こう側が見えるほどめっちゃ透過しています。クールデイリーは織りの密度が高かったので透ける感じはなかったのですが、クール・サンは「本当にこれでUPF40あるの?」と疑いたくなるほどの透け感です。

不思議に思って調べたところ、以下の2つの技術で紫外線を防いでいるそうです。

  • 糸への酸化チタンの練り込み:生地の原料となる糸の製造段階で、紫外線を反射・散乱させる「酸化チタン」を練り込んでいます。表面へのコーティングではないため、長年洗濯を繰り返してもUVカット効果が低下しにくいのが特徴です。
  • シングルニット構造:自然な日除け効果を生み出し、紫外線が肌へ到達するのを物理的に遮る構造。これにより、高い通気性とUVカットを両立しています。

3. 大きめのフードと安心のサムホール

サムホールとフードを着用した状態。帽子を被っても余裕のあるフードと、サムホールで広く紫外線をカバーできる。

個人的にすごくありがたかったのが、フードがクールデイリーよりも大きめに設計されている点です。自分は顔が大きいので、クールデイリーのフードは少し浅く感じていたのですが、クール・サンは帽子を被ったままでも顔の横までしっかり隠せます。

サムホールのおかげでうっかり日焼けしてしまう手の甲をちゃんとカバーできる

また、サムホール(親指を通す穴)がついているのも高ポイント。登山中、手の甲は汗で日焼け止めが流れやすく、擦れて落ちやすいので、袖でしっかりカバーできるのは非常に安心感があります。

以前、釣り用に「トロピック・コンフォート・フーディ」という商品(昨年で廃盤)が気になっていたのですが、生地がコットンライクで暑そうだったため見送った経緯があります。クール・サン・フーディは、そのトロピック・コンフォートの大きなフードとサムホールの仕様を引き継ぎつつ、新しい生地で弱点を見事にカバーしてきた印象です。

実際のフィールドでの使用感

4月の渓流釣り(気温15〜20度程度)で実際に使用してみました。

風が吹くと生地に触れている肌に涼しさを感じ、やはりクールデイリーよりも圧倒的に通気性が高いことを実感しました。

ちなみに、パタゴニアからは涼しさを極めた「キャプリーン・ウルトラ」という生地のフーディも発売されています。ただ、私の場合は沢歩きや釣りなどスレの多いに使うシーンが多く、通気性についてもトレランのような高強度の運動はあまりしないため、耐久性と紫外線カット性能のバランスが良い「クール・サン」を選びました。

ここは少し「いけてない」ポイント

総じて素晴らしいアイテムですが、あえて気になる点も挙げておきます。

胸ポケットは正直不要

胸に小さなポケットがついていますが、個人的にはなくてもいいかなと思います。サコッシュを併用するのでポケットは使いませんし、何より裏地の重なりで肌へのあたりが悪くなるだけだと感じました。

カラー展開が微妙……淡い色が欲しい!

キャプリーン・クール・サン・フーディには、ロゴやカラーリング違いで以下のような派生モデルがあります。

  • 無印
  • ピークビジョンズ(登山、トレッキング向け)
  • フィッツロイトラウト(釣り向け)
  • ウォーターピープルバナー(マリンスポーツ向け)
  • クラウドクラッグクレスト

選択肢が多いのは良いのですが、問題は濃い色のラインナップばかりであること。太陽光を反射して熱くなりにくいのは、白に近い淡い色の服です。長袖・フード付きで真夏の太陽の下で長時間着ることを想定しているのに、このカラー展開は少し残念です。

私が見た限り、一番白に近い淡い色だったのが「ウォーターピープルバナー」のグレーでした。パタゴニアさん、もう少し本国のように淡いカラーの選択肢を増やして頑張ってください!

まとめ

真夏の猛暑や大汗をかく環境でのテストはこれからですが、現状でも通気性の高さと着心地の良さから「これはめちゃめちゃ期待できる!」と確信しています。

キャプリーンクールサンフーディにはいくつかの不満点はあるものの、トータルとしては満足。これからの季節、登山、釣り、自転車とあらゆるアクティビティでガツガツ着倒していく予定です。

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