Owlmils(アウルミルズ)の跳ね上げ式サングラス「Heim(ヘイム)」をレビューします。
メガネハイカーが抱える「サングラスのジレンマ」
メガネハイカーにとって、サングラスと視力矯正の両立は長年の悩みです。
まず、これまで使ってきたグリーングラスというクリップオンサングラス。レンズをクリップで挟むことで固定するクリップオンタイプは手軽ですが、何度も着脱したことで愛用している普段使いのメガネのレンズに摩擦が生じ、レンズコーティングが剥がれてきてしまったのです。お気に入りのメガネが傷つくのは本当にショックでした。普段用のメガネはいいものを大事に使っていきたいので、クリップオンは限界だなと感じて別のサングラスの選択肢を考えました。
度付きサングラスは、樹林帯に入ったり夕方暗くなったりするたびにメガネと掛け替える手間が発生します。運転中にトンネルに入った時に外したくなっても外せない。メガネ自体を2つ持つのも嫌ですし。。
そこで根本的な解決策として導入したのが、クリップオンではない跳ね上げ式サングラスで、その中で選んだのがOwlmilsの「Heim」でした。Owlmilsの跳ね上げ式サングラスはサングラスをメガネフレームに固定する「シーザーフリップ」という仕組みを使っていてレンズに負担をかけないのが特徴。

なぜHeimが「理想のスタイル」なのか?
- メガネへの物理的負荷の軽減: クリップオンのようにレンズを直接挟み込むのではなく、フレームに対してサングラスを固定するので、愛用するメガネのコーティングを傷つけるリスクを最小限に抑えられます。
- 瞬時の視界確保: 樹林帯の暗いセクションや、突然のトンネル内でも、指一本で跳ね上げるだけで裸眼(度付きレンズ)の視界に戻せます。
- 「外す」という動作の排除: 山小屋での受付時、地図やGPSの確認、カメラのファインダーを覗くとき、いちいちメガネを外す必要がありません。サングラスを脱着する煩わしさから解放されることで、より歩くことや風景そのものに集中できるようになりました。
跳ね上げでサングラス状態とメガネ状態を瞬時に切り替えできる、そしてサングラスを外す際のメガネへの負担も少ない。メガネハイカー的には今のところ跳ね上げ式が最適解だと思います。
眼鏡屋に持ち込んでフィッティング&レンズ交換

公式サイト経由で購入しましたが、実際に届いてみると顔が大きい自分には幅が少しきつく感じました。アセテート素材のフレームは存在感がある一方で、熱を加えてフレームを曲げることでしか調整ができないため自分で調整することはできないし、近所の眼鏡屋でしっかりしたフィッティングができるのか不安が残りました。信頼できるお店にお願いしたい。
さらに、過去にJINSで2本目のメガネを作った際に、同じ度数なのに見え方に違和感があった苦い経験から、普段用メガネと同じカールツァイスのレンズが入れられてしっかりとしたフィッティングをしてくれる金子眼鏡にお願いすることにしました。

店頭では、テンプルを膨らむ方向に湾曲させるなど、アセテート素材ながらも職人技で見事に調整していただき、顔に感じる違和感や圧迫感は驚くほど軽減されました。その後レンズを交換して郵送で自宅に届けてもらいました。ちなみに金子眼鏡でレンズ交換すると、交換後3ヶ月以内なら無償で度の変更、差額だけで別のグレードのレンズに変えられるという、超手厚い保証がついてるのも魅力です。その分高いです。
実際の使用感・見え方
調整後のメガネをかけてみると、普段用のメガネと比べて見え方の違和感もほとんどなく、金子眼鏡にお願いして正解でした。

圧倒的な見やすさ
運転中に試しにかけてみましたが、偏光レンズの効果だけでなく「ハイコントラストレンズ」と謳っている通り、見やすさは以前使っていたグリーングラスよりもずっといい。元々使っていたグリーングラスが可視光透過率19%だったのに対して、Owlmilsは共通して可視光透過率が30~33%で明るい。これなら暗めの樹林帯でもけっぱなしでいられそうです。
気になる「重さ」

レンズが入った状態でかけてみて、改めてメガネの重量感を実感しました。テンプルを調整してもらったことで顔への圧迫感や重さは軽減されましたが、それでも普段使っている19gのメガネに比べるとズッシリとした重みがあります。跳ね上げ状態にすると重心が前に行くのでより重さを感じます。
- 実測重量: サングラスと一体化した状態で約45g。
- 比較: 普段使っているメガネ+グリーングラスのセットは30gを切るため、軽さの面では圧倒的に後者の勝ちです。
HeimはOwlclassicのシリーズの中で唯一鼻パッドがついており、シボ加工がされたチタンノーズパッドがついています。これが不思議と滑りにくく、メガネの重さをカバーしている感じです。ずり落ちない。

ちなみに、栃木のアウトドアブランド「Nurc(ヌルク)」とコラボしたモデルはもっと軽いフレームを使っているらしく、「そっちの方が良かったかも…」と少し後悔しています(売り切れていて買えなかったのですが)。メーカーにはもっと軽い跳ね上げ式のサングラスを通常のラインナップで持ってほしいですね。普段使いできるおしゃれなデザインのフレームは良いですが、アウトドアの愛好家が買うブランドですから軽さには妥協しないでほしい。。
結果として、サングラスのレンズも、メガネのレンズも見え方はバッチリ、フィッティングもしっかりしてもらったんでこれから登山や釣りにガンガン使っていきます。






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