エコで使いやすい固形燃料Fire dragon/ファイヤードラゴン 山で使ってみた

登山道具の軽量化の一貫で取り入れたエスビットの固形燃料(過去記事あり↓)よりも優れている?新しい固形燃料を山で試してきました。

エスビットの固形燃料の記事です。

FireDragonの特徴

FireDragon 14ブロックのパッケージ

FireDragonは植物由来のバイオエタノールでできたゼリー状の固形燃料です。

FireDragonの特徴は、

  • 植物由来のバイオエタノールでできているのでエコ、環境にいい
  • エスビットなど従来の固形燃料とくらべて有毒性が低く、燃焼前、燃焼中の匂いがきつくない
  • エスビットと比べて鍋底に着く煤が少ない(らしい)
  • エタノールでできているのでエスビットより着火しやすい

と、これまで使っていたエスビットよりも色々と優れているらしく、試しに購入してみました。

開けると中身は半透明なゼリー

エスビットとの比較

これまでつかっていたエスビットの固形燃料の不満は2つ。

  • パッケージのままでもとにかく臭い!生魚のような独特の匂いが他の荷物についてしまう。。。
  • 燃やしたあとの鍋底の汚れがひどく、手入れがめんどい

FireDragonはエスビットなどの固形燃料と成分が異なり、どちらの欠点も克服しているそうなので早速買って試してみました。

山で使ってみた感想

FireDragonを試しに日帰り登山に行ってきました。

FireDragonはエタノールを固めたもので、火をつけると液状に変わって行きます。そのため、液状になったFireDragaonがあふれない容量をもった受け皿の上で燃やす必要があります。

今回はセリアのクリームケース30mlを受け皿として使い、五徳兼風防としてミュニークのXmesh stoveを持っていきました。

XmeshストーブはMP500Flatの中に収まってきれいにスタッキングできました。

収納時点も全く臭いなし。この時点でエスビットよりもいいです。

100均のアルミ缶の上で燃やします。

山の山頂(標高2000m付近)で使ってみました。ライターで日を近づけると一瞬で着火。

結構火力が強く、湯沸かしも問題なし。300mlのお湯を沸かすのにFireDragon14gブロックを1.5個でいけました。エスビットのときは同じ14gのブロックの2/3で300ml湧かせたので、重さに対する熱量はエスビットのほうがいいのかも(使っている風防や環境の差があるので一概には言えませんが)。燃焼中はエタノールの臭いがします。

気になっていた鍋底の煤は。。。結構付いてる。ただし、エスビットのようなベトベトの汚れではなく、サラサラとした煤が薄っすらとついている感じでした。エスビットよりも鍋の汚れは少なく良さそうです。

FireDragonが燃えきったあとに受け皿に使っていた固形燃料を見ると、白い燃えカスが固まっていました。使用後はこのケースに蓋をしてそのまま持ち帰るだけなので、私は特に気になりませんが使い方によっては気になる部分かもしれませんね。

ちなみに余ったFireDragonは密閉しないとどんどんエタノールが揮発して劣化してしまうので、保存しやすさの面では使いかけでも長期間保存できるエスビットのほうが優れていそうです。

まとめ

初導入した固形燃料のFireDragonですが、エスビットの欠点が改良された扱いやすい固形燃料というのはネットの噂通りでした。

  • 臭いが少ない、着火が楽、鍋に着く煤も比較的少ない
  • 同じ湯を沸かすには、エスビットよりも重くなる(エスビット14gに対して、FireDragon20gくらい)

実際に使ってみて非常に良かったので、はじめて固形燃料を考えている人には、初めからFireDragonをおすすめしたいと思いました。

FireDragonをつかったクッカーセット(鍋は除く)の重量はこちら↓

画像クリックでLighterPackに飛びます。

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