尾瀬沼〜尾瀬ヶ原を福島側からゆっくり回る 見晴テント泊縦走

尾瀬登山ではマイナーな福島側からスタート

今回も台風の影響で北アルプスへの計画が崩れてしまい、天気もスッキリしないようだったので雨でも楽しめそうな尾瀬を歩くことに急遽決定。

尾瀬の見晴というエリアにある見晴キャンプ場が予約不要で行けるため、直前で計画変更できました。テント泊って本当に自由だなーとつくづく思う。急な休みの変更ができない会社員ハイカーには、急なルート変更も可能なテント泊をおすすめします。

ルートは水色:1日目、ピンク色:2日目。地図はYamapより引用。

尾瀬に行ったことは何度かありますが、これまでは尾瀬のメインスポットの一つである尾瀬沼に行ったことがなかったのと、福島側の登山口である御池を使ったことがなかったので、この2つを使いつつ見晴キャンプ場でのんびり1泊するルートで行ってきました。コースタイムは1日目約4.5時間、2日目約4時間で計8.5時間です。

初日

御池駐車場のシャトルバス乗り場

車を御池駐車場に止めて、シャトルバスに乗って今回のスタート地点の沼山峠登山口まで移動します。シャトルバスは600円で30分間隔で運行してます。この日は小雨の予定もあってか駐車場の利用客は少なめでした。

山と道Mini

装備はすべて山と道Miniに入れて、テントだけはStuff Pack XLに入れた状態で外付け。総重量はカメラ(Sony α7C2Tamron A036 28-75mm)も入れて8kgくらいでした。

マイカー規制で沼山峠まではシャトルバス

シャトルバスにのって15分ほどで沼山峠登山口に到着。

沼山峠の休憩所。尾瀬の登山口は整備が行き届いている

到着した登山口には、売店やトレイがあってバスを待つ人もここで休むことができます。

沼山峠から尾瀬沼までは約2時間。樹林帯の中を歩きますが、下りが多い印象でした。

しばらく歩くと樹林帯を抜けて、尾瀬らしい開けた湿原ゾーンにつきました。このとき8月の中旬で、標高が高い尾瀬ですが湿度も高く風がないととにかく暑い。やっぱり長野行きたかったなと少し思いましたが、景色がきれいなので良しとします。

尾瀬沼と燧ヶ岳

尾瀬沼の写真を取るのを完全に忘れましたが、燧ヶ岳を見ながら尾瀬沼の周りを一周しました。尾瀬沼を一周したあとは、尾瀬沼エリアから尾瀬ヶ原エリアへと樹林帯をあるいて見晴キャンプ場を目指します。

見晴キャンプ場。14時台に着いたんですがガラガラでした。

色々すっ飛ばして見晴のテント場到着。夏場はぎゅうぎゅうになるほど混雑する人気の場所ですが、雨予報もあり空いてました。金額を忘れましたが、確か一人1000〜2000円だった気がします。

今回もテントはSixmoon Desgins / Lunar Soloを持っていきました。こいつのおかげで荷物をだいぶ軽量化できました。夜は強めの雨も降ってたけどこれで快適に過ごせた。

至仏山と尾瀬ヶ原を眺めながら飲む生ビール

テントを張ったら尾瀬小屋にあるテラスで生ビールをいただきました。景色が良いだけでも素晴らしいのに、テラスでビールも食事もいただけるなんて贅沢。このテラスで1時間以上過ごしてしまった。ちなみに尾瀬小屋で日帰り入浴もできます。

夕食は定番の無印のレトルトカレー、グリーン

ビールを飲んでいた尾瀬小屋のテラス。おしゃれです。

その後も見晴エリアをブラブラしたり、尾瀬小屋のテラスでまったりして就寝。テラスの売店は19時ごろまでやっていて、ライトアップもありおしゃれな雰囲気でした。

2日目

小屋から出てきて朝日を待つ人達。その奥に浮かび上がる至仏山が水墨画のよう。

翌朝は尾瀬ヶ原の朝日を拝もうと朝4時半ごろに外に出ていくと、続々と他の宿泊客が集まってきました。あいにく曇りだったのできれいな日の出は見れなかったものの、朝焼けの中でうっすら雲がかかった至仏山や燧ヶ岳が水墨画のようで美しい朝でした。山で過ごす朝はいつも癒やされます。

朝日に浮かび上がる燧ヶ岳と弥四郎小屋

見晴の入口にある弥四郎小屋と燧ヶ岳。見晴の朝を楽しんだあとに、テントで朝ご飯を食べて出発。尾瀬御池駐車場を目指します。

帰りの工程は約4時間ですが、そのうち2時間半くらいは樹林帯の中で眺望もありませんでした。唯一の見どころとしては平滑の滝と三条の滝という大きな滝があるのですが、三条の滝だけは展望台の工事中で近づけず。アップダウンの多いルートを黙々と歩くことになりました。

雲でわかりにくいですが、周囲を山に囲まれていて湿原が中に浮いているみたいでした。

後半は急に景色が開けて、風が吹き抜ける湿原を歩くことになります。山に囲まれた中に湿原が浮かんでいるようできれいな道でした。そんな感じで福島サイドから周回する尾瀬のルートをまったり歩くことができて満足の旅でした。

今回試したギア

山と道 / UL Pad15+ Sサイズ

帰りは山と道Miniに外付けしました。

テント泊装備の軽量化を狙って導入しました。これまで使っていた夏用の軽量エアマット KlymitのInertia Ozone(355g)をさらに軽量化するために導入。こちらのUL Pad15+は肩からお尻までをカバーする110cmの長さで重量は113gと激軽。240g軽量化するのに¥5,060の投資は安い。

寝心地もクローズドセルマットの中でもメジャーなThremarestのZ-lite Solよりも良かったです。Z-lite Solだと長時間同じ姿勢で寝ていると体重のかかる部分(肩甲骨やおしり)がすぐに痛くなるのですが、ULPadではそれがあまりありませんでした。断熱性も問題なく、マットを持っていくならこっちのほうが良さそう。

欠点は寝心地の悪さとかさばること。マットの中ではマシですがエアマットよりは寝心地悪いし、ロールマットなので外付けすると場所を取る、ザックの中に入れても容量を食ってしまうことです。

ただ、今後も軽量化優先するときには積極的に使えそうです。

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