面白い中国の伝統模様と和柄 その2

日々

久しぶりのブログ。最近は家を賃貸に出す準備、引越しの準備のため週末はバタバタしている。

つい北京オリンピックも始まっている、中国に関する話題が増えている感があるので、ずっと昔に書いたブログの続編を書くことにした。

中国の伝統模様、そしてその意味などを知りたい方はぜひ合わせて読んでみてください〜

面白い中国の伝統模様と和柄

忍冬紋

忍冬とは?

忍冬は植物の名前。日本語でもスイカズラ=忍冬と同じ漢字になっている(知った時びっくりした!笑)。ちなみに、中国ではその植物の花のことを金銀花とも呼ばれている。金銀花は香りも良いし、漢方薬としても使える、いい植物だね。

スイカズラ=忍冬

忍冬の花のような曲がりを模様にしたのが、忍冬紋だね。

忍冬紋の意味は?

”忍冬”という植物は冬でも死なないので、屈しない、死なないという意味があって仏教関連の品物によく見られる。時代の中でこういった強そうな意味から段々”長寿”、”無事健康”、”多福”の意味になっている。

最初は漢の時代から生まれて鏡などによく使われる、唐の時代にに入り、巻草紋や他の模様を生まれていた。中国の最後の皇帝の時代の清の時にも、まだ忍冬紋の茶碗などがたくさんあったね。

曲水紋

曲水紋は服や布類に使う模様。歴史は比較的に短く宋の時代からあった模様、宋は唐の後の時代であって、唐詩の中”落花流水”という詩句から曲水紋が生まれた。元の時代及びその後の明代では、曲水紋は別称”落花流水紋”。

曲水紋の意味は?

曲水紋の意味として、吉(良いこと)をもたらす意味が入っている、ただし、他の模様に比べて、比較的にビジュアルのために使われていることが多い。

曲水紋

これを見ると、なぜか鬼滅の刃の中の水の呼吸を思い出す(笑)。

垂鱗紋

また歴史が古い模様だね。秦の前からあった西周・中国の春秋時代からの模様。よく鼎に使われる。

意味は?

鱗は中国語でリンという発音、日本語の意味と同じ、うろこになる。龍は中国で神聖的な生き物と見られていて、龍=皇帝など統治的な地位の人。そのため、龍が描かれている物は皇帝などしか利用できない。鼎は皇帝や王侯貴族たちの礼器、その上に書く垂鱗紋は、地位の高さを増す効果がある。

垂鱗紋の鼎
垂鱗紋を使った織物

八宝紋

八宝は?

八宝菜の八宝ではない(笑)。八宝の由来は宗教にある。仏教の八吉祥(8つの縁起の良い物)、また中国の道教の八仙という8人から構成された神のグループのそれぞれ持っている神の力を持つ神物(武器でもある)を意味している。ややこしいのは、仏教の8つの物と道場の8つの物はそれぞれ違う。。。

具体的に言うと、仏教:宝瓶(宝ボトル)、宝蓋、双魚(2尾の魚)、蓮などになる、道教の方が比較的によく知られている、具体的に瓢箪、団扇、笛、剣、蓮の花、花籠、魚鼓、玉の板。

中国の”八仙”、それぞれ持っている物は八宝

八宝紋の意味は?

道教の八仙でも、仏教の八吉物でも、八宝=吉となる、良いことや願う物が叶うという意味を持つ。

ちなみに、八宝菜は中国で八宝飯と呼ぶ、同じ吉の意味がある。

八宝紋のお皿

またチャンスがあれば、他の中国の伝統的な物も紹介したい!興味があって知りたい物があればコメントください〜

ちなみに、調べたら、日本でも普通に中国柄の商品が買えるんだね

Bitly

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