中国ドラマ おすすめ 絶対見るべき5作品 (瓔珞 えいらく 見ながらあの時代のことを知れる)

好きなこと

こんにちは、今日は中国ドラマシリーズの最終投稿となる。

今回は、瓔珞(エイラク〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃)、を紹介したい。このドラマは日本でも大人気みらいね、今amazon prime videoなどでも見れる。

正直、今回はどのドラマにしようか散々迷った。

候補として以下3作も考えた、いずれも私が感動した、すごい好きなドラマ。

① 「山海情」(山海情~明日に咲く希望の種~):80年代の中国の貧困地域の改革を舞台にしたドラマ、中国国内のドラマの賞をたくさん受賞し、空前の話題となったドラマ

② 「白夜追凶」(デイ・アンド・ナイト-同じ顔を持つ2人の追撃者-):双子の兄弟が交代で兄の刑事役を演じて事件を解決しながら、弟に濡れ衣を着せた真犯人を探すサスペンスドラマ

③ 「金枝慾孽」(紫禁城 華の嵐):後宮にいる4人女の戦いと策略、愛と運命を描いた、香港ドラマ

悩んだ結果、やはり瓔珞(エイラク)にすることにした。もし今後気が向いたら、あるいはリクエストがあれば、ほかのドラマも紹介したい。

瓔珞(エイラク〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃)

2018年のドラマ。今でも覚えている、その時中国国内でこのドラマが流行って、一時期、私の”朋友圈”(中国のSNSアプリWechatの、友たちと情報共有、呟きをする機能)では、このドラマの話題が多かった、”やっとやられっぱなしな純情キャラではなく、やられたらやり返すキャラが出た!”とみんなが言っていた。

瓔珞を演じた主演の呉謹言も、このドラマのおかげで一気に人気女優になり、その後数々のドラマに出演していた。

元々のドラマの名前は”延禧攻略”という、この名前の由来はある〜

”延禧宫“(イェンシーゴンと発音)は、昔の皇居、つまり今の北京の故宮にある、清の代々の皇帝の妃の居住する庭の一つ。このような妃たちが住む場所はほかにも複数ある。そして、皇后が住む庭は、”坤寧宮”(くんにんごんと発音)、皇帝が寝る場所は”乾清宮”(ちぇんちんごん)。それぞれ、自分の”宮”を持ち、”宮”を管理する。

延禧の意味は、長続きする喜び・良い、の意味。

故宮にある延禧宫跡(昔に建物が焼かれて、骨だけが残った)
故宮の中でも目立つ延禧宫跡

どんなストーリー

正直、このドラマは日本でも人気なので、あらすじは簡単に見つかるので、ここでは、以下を引用する

清の乾隆帝の時代、繍坊の女官として後宮に入った魏瓔珞(ぎえいらく)は、宮中で殺された姉の死の真相を突き止めるため、密かに犯人を捜し始める。そして姉の遺品に皇后の弟・富察傅恒(フチャふこう)の持ち物を見つけると、彼への疑いと復讐の炎を燃やす。そんな中、妃嬪たちの権力争いに首を突っ込んでしまった瓔珞は、類まれな聡明さを認められて皇后・富察(フチャ)氏の侍女として仕えることに。これを機に傅恒に接近する瓔珞だが、彼の清廉さに触れるにつれ、次第に2人は惹かれ合っていく。しかし、予期せず乾隆帝からも寵愛を受け…。愛憎渦巻く宮廷で女官から皇后にまで上り詰めた“女傑”の物語が今、幕を開ける―

BS12 https://www.twellv.co.jp/program/china/eiraku/page-eiraku-story/

70話もあり、相当長いドラマだが、1話毎のテンポがよく、ダラダラとしないのは、このドラマのいいところ。

おすすめポイント

このドラマは言わなくても見る人が多いので、ここでは、ドラマの紹介というより、ドラマを見る時についでに見ていただきたいことをメインで紹介したい。

200年前の時代の服装・装飾・道具を再現している

清の時代の人物絵に習って、ドラマの服装や造形、道具などをデザインしたのが、このドラマの一番の面白さだと思う(もちろんストーリーも面白い)。

まずは、服装をみよう〜以下は一例〜

”道光”(年号)の《孝全成皇后與幼子像》(皇后像)
再現〜

また、装飾もきちんと古代の女子の装飾を再現した。例えば、上のドラマ写真で、妃が片方の耳に3つのイヤリングをしている。実は清の時代、皇居内の女子は一律耳に3つの穴をつけ、そちらにイヤリングをつけるらしい。いままでのほかのドラマで再現されていないが、このドラマは忠実に再現している。

乾隆(年号)皇后像
故宮博物院の清の時代のイヤリング展示品

また、化粧の仕方も、実は古い時の文化と慣習を参考している。例えば口紅の付け方、清の時代は”绛唇”(绛は真っ赤の意味)が流行りだった、绛唇というのは、下の唇だけにつける。

気づいた?上の”皇后像”をよく見ると、下の唇だがが色がついている。ほかの絵も見ると、やはりそうだった。

下半分の唇だけが口紅がついている

今度は道具を見てみよう。故宮博物院の展示品を最大限に再現している。

例えば、うちわ〜

故宮博物院の木雕花柄团扇
故宮博物院の碧玺十八子
皇后が使っていたもの

ドラマの中ではすごく似ている道具が使われていた。

このように、このドラマは、実は200年前の清のことを細部まで再現している、なかなかのいいドラマだと思う。

今日も一旦ここまでとするが、実はこのドラマに限らない、中国の古代ドラマを見ると、昔の時代のモノ、昔の文化を知れる。今度またそのテーマで新しく投稿を作ってもいいかもしれない。

もしご興味があったら、あるいはいいねと思ったら、ぜひこの投稿の下にある”いいね”ボタンを押してください〜そしたら、私もモチベーション高く、また頑張って古代のことを紹介する!

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