FAIRWEATHER Frame Bag ADV
バイクパッキング装備を揃えていくに当たり、FAIRWEATHERのフレームバッグADVを導入しました。Fairweatherは日本の自転車ショップBluelugが運営しているブランドで、ハンドメイドの自転車用バッグを販売しています。今回はそのラインナップの中でも、少しマイナーな商品を選びました。
Frame Bag ADVの特徴
- フレーム内スペースの最大活用:フレーム空間の3/4を埋めるデザインで、フレーム内のスペースを有効に使いながら、シートチューブのボトルケージを使用するスペースを確保。容量はSサイズで3.5Lです、
- 耐久性のある素材:軽量で防水性に優れたX-PAC素材を使用し、雨や汚れにも強い設計。※防水ではない。
- 十分な収納スペース:右側にはマチありのメインコンパートメント、左側にはマチなしのポケットがあり、工具や小物を整理しやすい設計。
- 取り付けやすさ:バッグの側面には取り付けストラップを通すためのテープがぐるりと張り巡らされており、フレームに合わせて自由に取り付け位置を調整できます。
実際にKona Rove ST DLに取り付けてみた
Kona Rove ST DLの52サイズに取り付けてみました。私が買ったフレームバッグはSサイズです。フレームのフロント側の形状にフィットして、シートポスト側は大きめのボトルをセットできる空間がバッチリ空いてます。
フレームに対しては、上側に3点、前側に2点のベルクロで固定されています。固定の位置を調節できるので、ワイヤーの固定部などを避ける形できれいに取り付けできました。
このフレームバッグの中にコーヒーのグラインダー(ポーレックス コーヒーミルミニ2)、ドリッパー(Aero Press GO)、クッカー(MP500 Flat)などがいい感じに収まり、十分な収納力です。もちろん走行中にバッグが内ももに当たることはなく快適に走行できました。大満足です。
フレームバッグ選びのポイント
フレームバッグの種類
フレームバッグには主に以下の3つのタイプがあります。
1. フルフレームバッグ
- 特徴:フレーム内のスペースを最大限に活用でき、大容量の荷物を収納可能。
- デメリット:ボトルケージの使用が難しくなる。オーダーメイドが必要な場合が多く、コストが高くなる。トップチューブの掴む位置が塞がれる。
2. ハーフフレームバッグ
- 特徴:トップチューブスペースを確保しやすく、ボトルケージをそのまま使用可能。
- デメリット:既製品ではトップチューブとサイズが合わない場合がある。バッグの下側の空間にデッドスペースが生じる可能性がある。トップチューブの掴む位置が塞がれる。
3. コーナーバッグ
- 特徴:フレームのコーナー部分に取り付けるデザインで、スペースを有効活用しつつ、必要なアイテムに素早くアクセス可能。トップチューブの掴む位置を確保できる。
- デメリット:収納容量が少ない。
ADVを選んだ理由
Framebag ADVを選んだ理由は、「トップチューブを掴む場所を残しつつ、積載量が最大のバッグだったから」です。
フルフレームバッグもハーフフレームバッグも、自転車を担ぎたくなったときなどにトップチューブを掴む場所がなくなってしまいます。これは自分の使い道としては外せませんでした。そして、コーナバッグをできるだけ大きくしたようなデザインで、シートチューブのボトルも含めて積載容量が十分大きいのがこのADVでした。
そしてオーダーメイドではなくストック品でこのタイプのバッグをラインナップしているのが調べる限りFairweatherだけです。
ADVのサイズ選びの目安
フレームバッグADVのサイズ選びは、トップチューブの長さを基準に行います。メーカーサイトにもありますが、
- Sサイズ:トップチューブ長が53cm以下のフレーム向け(容量:約3.6リットル、重量:141g)。
- Mサイズ:トップチューブ長が53cm以上のフレーム向け(容量:約4リットル、重量:157g)。
適切なサイズを選ぶことで、ペダリングの快適さを損なわず、ボトルケージの使用も可能になります。
ちなみに、Bluelugのサイトに詳細寸法が記載してあったので、自分はKona Rove ST DLの写真と縮尺をあわせ、合成してどのサイズが適切化を選びました。Sサイズのほうがフレームへの収まりがいいという想定通りバッチリハマりました。
まとめ
フレームバッグを選ぶ際に見落としがちなトップチューブのつかみ位置を考慮すると、このFrame Bag ADVがバッチリ用途にハマりました。今後もツーリングや日常のライドに使っていきたいと思います。
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