エスビット固形燃料クッカーセットをテント泊で使ってみた

軽量化のため導入したエスビットの固形燃料をつかった軽量なクッカーセット。

実際にテント泊にいって使い勝手を確認してきました。

使ったテント場:三斗小屋温泉 大黒屋

今回テント泊したのは那須の茶臼岳付近にある三斗小屋温泉大黒屋。温泉のある山小屋として有名で、今回は初めてテント泊で訪問。元々ヘリポートというテント場は、芝でふかふか、景色も開けた非常にいいテント場でした。

温泉入り放題な上に、テント場の環境も良くて最高でした。

湯沸かし性能:台風接近中の強風下でもしっかり湯沸かし可能

気温は6℃、台風接近中で風速10m/s以上あるような強風のなか夕食を準備するのに使用しました。

沸かしたお湯の量は、尾西のアルファ米2食分に 320ml、無印良品カレー2食分の湯煎に300ml。この調理でミリタリータブレットを1.5個を使用しました。

アルファ米用の320mlのお湯を沸かすのにタブレットを2/3個程度使用しました。強風の中でも6〜7分程度で320mlを沸騰できました。その後の湯煎も含め、期待通り固形燃料で問題なく2人分の調理ができました。

テント泊で無印のカレーが定番。

余談ですが、固形燃料は基本的に途中消化できないので、調理が終わっても残った燃料を燃やし続けることになります。燃料を無駄にしないために、調理後は残った燃料でお湯を作って魔法瓶に保存すると無駄なく使い切れます。

気になったポイント:鍋底の汚れとエスビットの独特な臭い

鍋底への煤?らしき汚れがひどい

煤とは違うベタベタしたよごれが。。。

最初に試したときにも思いましたが、鍋底への汚れの付着が酷いです。

ただの煤ではなくベタベタした汚れで、鍋底から他のものにも付着してしまいます。一番困るのはクッカーをそのままケースにしまうとクッカーケース側が汚れてしまうこと。使用しているクッカーMP500flatの付属ケースがたまたま真っ白なタイベックでできているので、一度鍋底を掃除しないと収納できないため面倒でした。

汚れたクッカーをそのまま収納してしまい、タイベックケースにも鍋底の汚れが付着してしまった。

汚れても良いようなクッカーケース(ビニール袋など)にすれば良いのですが、ガスバーナーでは気にしなくてよかった部分であり、ここはエスビットの固形燃料のデメリットかもしれません。

やっぱり燃料の臭いが気になる。。。

クッカーの中に固形燃料を収納して持っていくと、クッカー内のものにエスビットの生臭い独特の臭いが移ります。疲れてテント場について、クッカー開けてこの臭いがするとテンション下がります。

クッカーやカップを水で軽くすすげば臭いはなくなりますが、やはりガスに比べてひと手間増えてしまうのでめんどくさい。あと個人的には、エスビットの成分自体があまり体に良いものではないので、この臭い成分も体に悪いのでは?と気になってしまいます。

まとめ:荷物は軽くなったが、ガスバーナーに比べて手間も多い

当初の狙い通り、荷物が小さくなり、重量は200g以上軽量化し、今まで通りガスのように調理(湯沸かし)ができるということで固形燃料で期待通りの効果を得られました。

ただし、鍋底の汚れや臭いなどガスバーナーに比べると色々と手間が増え面倒なこともわかりました。

今後は、これらの欠点を解消してくれそうな別の固形燃料Fire dragonを今後試してみたいなーと思います。

Fire Dragonは植物由来エタノールを凝固させたもので、エスビットなどの固形燃料に比べて臭いがほぼない固形燃料とのこと。煤も出にくいらしく、エスビットよりもこっちのほうが良さそう。でもエスビット使い切るまでしばらく試せない。。。

今回使ったクッカーセットのギアリスト

最後に今回持っていったクッカーセットのリストを載せおきます。参考にどうぞ。

Lighterpackで作成したクッカーのリスト。Lighterpackへのリンクはこちら

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