パタゴニアの修理サービスを利用した体験談です。
破れたマイクロパフフーディの修理依頼
私の愛用しているパタゴニアのマイクロパフフーディが破れてしまいました。
マイクロパフフーディは私が初めて買った登山用のジャケットで、軽さ、温かさが気に入っていました。化繊の中綿ということもあり、濡れても安心、洗ってもOKで扱いも楽です。
2019年から5年間、色んな山で使ってきました。
山だけでなく普段着として使っていたんですが、街中で歩いているときに転んでしまい、肘から地面についたことで激しく破れてしまった。。。
値段も高いので(執筆時点で¥ 44,000)新しいものに取り替えるのではなく、修理して使い続けたい。パタゴニアは環境意識が高く、修理サービスに力を入れてるのを聞いたことがあったので、修理サービスを使ってマイクロパフを復活させることにしました。
修理を依頼してみる
店頭に持ち込む
修理に出す方法は、郵送するか、直営店に持ち込むかの2つです。
直営店の近くに行く機会があったので、店頭で修理を依頼しました。パタゴニア直営店であれば、どこでも受け付けてくれるようです。
店頭に持っていくと、パタゴニアアカウントの情報を伝えるだけで受け付けは終了。アカウント情報を使うので受付での住所や連絡先の入力は不要でした。これは便利。また、アカウントを使って修理を申し込むと修理料金が20%OFFになります。
修理する箇所を伝えると修理金額の概算を出してくれます。この時点ではあくまで概算なので、修理センターのほうで最終的な金額が決まります。このときの概算金額は、生地の破れ修理 1箇所で1760円+送料。安い。
別のアウトドアブランドで普段着用のダウンジャケットの襟の破れを修理したときは12000円もかかったので、良心的な価格に驚きです。そのままマイクロパフをお店に預けました。
リペアセンターとメールでやり取り
その後リペアセンターから連絡が来て、修理金額が確定しました。私は気づきませんでしたが、記事の破れは裏地まで貫通していて、中綿も一部抜けていたとのこと。それにより修理金額は、生地の破れ補修2箇所で3520円+送料になりました。それでも壊れ方に対して修理費はめちゃめちゃ安いです。
リペアセンターからのメールで、修理を実施するか、修理せずに返送するかの意思確認をされます。そのまま修理を依頼しました。仕上がりまでは1ヶ月半程度とのこと。
修理後のマイクロパフフーディの復活
その後、予告された納期から2週間ほど前倒しでマイクロパフが戻ってきました。
修理後のマイクロパフフーディは見た目や機能ともに復活しました。
破れた箇所に生地をかぶせて縫い合わせてあるのですが、黒いのもありよ~く見ないとわからないくらいきれいに補修されてます。縫製のクオリティもいいです。
買い替えだったら¥44,000のところを¥3,520+送料で復活!
環境も財布も持続可能なファッション
パタゴニアが推進しているように、修理文化は製品を修理し、長く使い続けることで、新たな製品の生産に必要なエネルギーや資源の消費を抑えることができます。それだけでなく、ユーザー側としても一つのものを大事に使い続けることで、無駄な出費を抑えることができます。まさにWinWin。
普通の服ブランドはしょっちゅうデザインをアップデートして新しい製品を発売し、劣化しやすい生地を使い、壊れたらどんどん買い替えさせるイメージですが、パタゴニアはその真逆ですね。高機能で長持ちする製品、長く使えるデザイン、安く修理しながら使い続ける。
正直パタゴニア製品は登山ウェアの中でも値段が高いですが、修理しながら使う前提ならランニングコストはいいかもしれません。パタゴニア製品を買っておいたほうが長く使えて環境的にも財布的にもお得だと思うようになりました。特にアウター。
まとめ
消費者の立場としては、ウェアを買うときは購入価格で比べてしまいますが、壊れたときの修理費まで考えるとランニングコストでメリットが出できますし、環境にいいことをしていると思うと気分がいい。パタゴニアを選ぶ理由が一つ増えたと思います。
[おわり]
コメント