登山を趣味にしている方は多いと思いますが、その中でもカメラを持って景色や自然を撮影したいという方もいるでしょう。
しかし、基本的に登山には荷物が少なくて軽い方が良いので、大きくて重い一眼レフカメラやミラーレスカメラはあまり向いていません(写真好きなら我慢できる?)。
スマホの画質も進化してきていますが、センサーの大きなカメラの画質には敵わない。そこでおすすめしたいのが、リコーのコンパクトデジタルカメラ「GR」です。最新は「GR3」ですが私が愛用しているのは「GR2」。
1世代前のカメラでも十分通用する画質の、アウトドア向けカメラとしておすすめです。
GR3が出た後でも通用する、リコーGR2の魅力とは?
リコーGR2は、2015年に発売されたコンパクトデジタルカメラです。
その後、2019年に新型のリコーGR3が発売されましたが、今でも十分に高画質で使えるカメラとして人気があります。
リコーGR2の魅力は、以下の3つ。
軽量コンパクトで持ち運びやすい
リコーGR2は、本体サイズが約11.7×6.1×3.4cm、重さが約221gという非常に小さくて軽いカメラです。
GRシリーズ共通の特徴ですが、登山バッグに入れてもかさばらず、ポケットに余裕で入ってしまうので手軽に持ち運べます。レンズが完全に収納される設計なのも持ち運びの観点で非常にGoodです。
Fujifilm X100シリーズのようなレンズが収納されないコンデジは自分でレンズキャップをつける必要があるので、電源オフしてそのままポケットに突っ込むことはできません。GRならそれができる。
また、片手で操作できるほどのサイズなので、登山中に素早く撮影することも可能です。
2015年のカメラですが、スナップシューターとして作られたGRは起動もシャッターの反応も早く、サクサク撮影できます。
高画質で美しい写真が撮れる
リコーGR2は、有効画素数約1620万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載しています。
これは、一眼レフカメラやミラーレスカメラと同じくらいの大きさのセンサーで、高感度や低ノイズなどの性能が優れています。富士フィルムのXシリーズ、Sonyのα6000シリーズと同じセンサーサイズです。GR2からGR3に変わって画素数は2400万画素に上がっていますが、プリントにもSNSにもGR2の画素数で全く問題はありません。
また、レンズは28mm相当の広角レンズで、開放F値が2.8と明るく、被写界深度も浅くなります。
これにより、広い範囲をシャープに撮影したり、背景をぼかして被写体を強調したりすることができます。28mmなら景色を広く取りたい登山の写真にもうまくハマります。
また、GR無印から実装されているエフェクトが良い味を出していて、特にポジフィルムのエフェクトはどんな写真もいい味にしてくれる。GRのエフェクト好きなファンも多いです。
センサーサイズとレンズ性能がGR2から変わっていないので、GR3とも全然戦える高画質なんです。
YoutubeでGR3とGR2の比較動画を見つけたのでこちらも参考にどうぞ。プロの写真家が比較しても、画質面では画素数が違うくらいで大きな差はない、というのが結論のようですね〜。やっぱGR2で十分。
中古でも安く手に入る
リコーGR2は、新型のリコーGR3が発売されたことで、中古市場では価格が下がっています。
現在では、中古品でも3万円台から4万円台で購入することができます。同じくらいの画質を持つ一眼レフカメラやミラーレスカメラに比べてかなり安い。 2024年現在では、GR無印、GR2ともに中古価格が高騰して10万円くらいになっているみたいです。中古市場の在庫もあんまりないのかも?
まとめ「GR3が出た後でも、GR2で十分」
登山用のカメラとしておすすめしたいリコーGR2について紹介しました。
このカメラは、軽量コンパクトで持ち運びやすく、高画質で美しい写真が撮れるという特徴を持っています。
また、中古でも安く手に入るというメリットもあります。
新型のリコーGR3が販売されている今でも、十分に高画質で使えるカメラとしてGR2の魅力は変わりません。
いくらいいカメラを持っていても、撮りたい瞬間に出会ったときに写真に収められなければ意味がありません。GRの機動力は、そんな決定的瞬間を逃さず収められる、おすすめのカメラです。
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