最軽量クラスの選択:Bushmen Ultralight Tarp 3×2の魅力
ハンモックに合わせる軽量タープとして買ったBushmen Ultralight Tarp 3×2。
Bushmen Travel Gearはポーランドのアウトドアブランドです。
価格は税込みで¥14,500、重さはタープ本体で320g(実測)です。
500mlペットボトル1本分より小さいサイズに収納できるこのタープは、製品名にもある通り広げた大きさは3m×2mの長方形,生地は15デニールのシリコン加工ナイロン製で耐水圧は3500mm。薄い生地なんですが各部の縫製や補強も耐久性がありそうで、長く使えそうです。
付属のスタッフバッグは新品状態のタープがぴったりに収まるくらいなので、フィールドで使った後は収納するのに苦労しそうです。(実際手こずりました)
ガイライン6つとメッシュのスタッフバッグが付属しています。本体側はガイラインをつけるポイントも13箇所もあり、この一式で色んなバリエーションの張り方ができそうです。
フィールドテスト:Bushmen Ultralight Tarp 3×2の実際の使用感
早速ハンモックと組み合わせて使って見ました。
合わせたのは
- ハンモック:Kammok Roo Single UL
- ツリーストラップ:Cocoon Hammock Strap Ultralight
の超軽量ハンモックセット。
タープと一式そろえてもこのコンパクトさ。ちなみに総重量は635gです。
ハンモックと合わせたタープの張り方
ハンモックに合わせてタープを張り、まったり過ごしてきました。
設置は簡単で、ハンモックを吊るしている2本の木にガイラインを取り付けてタープを2点で張り、更に地面に打ったペグに更に2本のガイラインを張っていわゆるAフレームにするだけ。
ガイラインに標準でついているフックがとっても使いやすく、いちいち結び目を作る必要がない。よく考えられてます。軽さも大事ですが、扱いやすさも素晴らしい。
ペグ側も同じくフックを掛けるだけ
テンションを調整するときは、タープ側のアタッチメントで紐を引っ張るだけ。
今回はタープの2点を木に固定し、1点は地面のペグ、最後の1点は別の木に固定して片側のひさしを高く上げました。こうすることで風上側はタープがしっかり壁になり、風や木から落ちてくる葉っぱを防いでくれて、風下側は視界が開けます。快適さと開放感を両立できてめっちゃリラックスできます。たった635gでこの快適空間を作れてしまうULハンモックセットに完全にハマってしまいました。
今回は風が弱かったんですが、もし風が強いときはペグを増やして地面に対して4箇所固定すれば風への体制も強くなります。
他の軽量タープとの比較:Bushmenのちょうど良さ
ちょうどいいタープの大きさと軽さ
とにかく軽いタープなら
のようなソロ用の2.6m×1.5mクラスのタープがあります。これらがだいたい200gほどなので、Bushmenよりは100gほど軽くなるんですが、泊まりのタープ泊であったり、雨風を避ける意味では小さめで心もとない感じです。
3m×3mのサイズになってしまうと、ソロで使うには大きすぎるのと、プロテクションは十分ですが重さが500gほどになります。
Bushmen Ultralight tarp の3m×2mサイズがタープ重量も300g台前半で、プロテクションも十分な一番ちょうどいいサイズと個人的に思います。
ちょうどいい価格
他の軽量タープ、たとえば近いサイズの以下の商品たち、
アイテム | 大きさ | 重さ |
Paagoworks Nija Tarp | 2.8m x 2.8m | 470g |
Rab Siltarp 2 | 3m x 2.4m | 450g |
EXPED Solo Tarp | 3m x 1.9m | 317g |
Trailbum CT Tarp | 2.8m x 2m | 320g |
LITEWAY SIMPLEX MAX TARP | 2.7m x 2.4m | 265g |
などと比べても、Bushmen Ultralight tarpは1万円近く安いです。特に海外製のタープは2万5千円くらいが普通なので、Bushmenの価格は良心的。しかも使いやすいガイラインシステムと、タープのクオリティも良かったのでコスパいい商品だと思います。
いまいちなところ
価格も安くて使いやすくていい商品だと思いますが、イマイチなところもあります。
使い勝手が良いプラパーツなんですが品質がいまいちです。特に、木orペグに固定する方のフックが耐荷重が弱く、強風に吹かれたときにガイラインからプラパーツが外れて倒壊しました。
この部分、プラパーツを紐で挟んでいるだけなので挟んだ部分の摩擦で保持しているだけです。強風に耐えられない。。。
しかも、タープ側に使う、テンション調整できるプラパーツも張力かかった時に緩んでしまう不良品でした。私が買った個体がダメだったのかわかりませんが、緩んでしまうガイライン売るのはちょっとどうかと思います。
タープ本体は軽いし品質も悪くなかっただけ残念。
心配な方は、タープを低く張る、4点固定ではなく6点固定にするなど、1箇所あたりにかかる負荷がかかりすぎないように注意です。
こういった細かいところの品質は同じポーランドのLezovikというブランドのほうが良さそうです。同じ箇所にスレンレスのフックが使われています。値段は高いんですが、LezovikのGrozaというタープなんかは良さそうですね。この部分は紐を結んで使うか、別のパーツを買って置き換えようかな。
まとめ:軽くて使いやすいタープ
Bushmen Ultralight Tarp 3×2はとにかく軽くて持ち運びが簡単なのでどんなアウトドア活動にも持っていくことができます。大きさ、軽さ、使いやすさのバランスに優れたおすすめのタープです。
ULハンモックセットと合わせて、ピクニックに持っていって見たら新しい世界が広がると思います。
もちろんタープ泊にも使える万能なタープなので試してみてください。
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